予防接種

例年11月ごろにワクチンが入荷します。接種開始時期が近づきましたらホームページ・院内掲示等でお知らせします。

ワクチンの副反応は、接種後数時間から24時間以内に起こることが多く、通常は数日以内に収まります。具体的な副反応の期間はワクチンの種類や個人の体質によって異なりますが、ほとんどの副反応は3日程度で改善します。

軽度の副反応（発熱や筋肉痛など）に対しては、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤の使用が一般的に安全とされています。ただし、接種後の体調が悪化する場合は、医師に相談することをおすすめします。

複数のワクチンを同時に接種することは、一般的には問題がないとされていますが、必ずしもすべての人に適しているわけではありません。多くの研究では同時接種の安全性が確認されていますが、体質や健康状態によって副反応が強く出る場合もあります。また、複数のワクチンを同時に接種することで、まれに体が一時的に強く反応することもあります。
ご自身の体調や持病がある場合は、医師に相談し、接種のタイミングや組み合わせについてアドバイスを受けることをおすすめします。

ワクチン接種後の激しい運動は避け、体調が安定するまでは軽い運動にとどめるのが良いでしょう。軽い散歩程度であれば問題ありませんが、異常を感じた場合はすぐに医師に相談してください。

ワクチン接種後の飲酒は控えたほうが望ましいです。飲酒によって免疫反応が抑制される可能性があり、体調を崩しやすくなることがあります。

インフルエンザワクチンは、流行が始まる1か月前程度の10月から11月に接種することが推奨されています。ワクチンの効果が発揮されるまでには約2週間かかります。

インフルエンザワクチンの効果は接種後2週間ほどで現れ、約5か月間持続します。シーズン中に効果が期待できるため、毎年の接種が推奨されます。

高齢者は肺炎球菌ワクチンを原則1回接種することが推奨されています。ただし、免疫力が低下している場合や基礎疾患がある場合など医師が必要と判断した場合には、5年以上の間隔を空けて2回目の接種を行うこともあります。

帯状疱疹ワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があります。どちらも帯状疱疹の発症や重症化を予防する効果がありますが、特徴が異なります。
生ワクチンは、ウイルスの感染力を弱めたものを使用しており、比較的安価で効果が得られるため、長く利用されてきたワクチンです。免疫力が正常な方にとっては、十分に安全とされており、高い予防効果もあります。ただし、免疫力が低下している方や特定の持病を持つ方には接種を控える場合があります。
一方、不活化ワクチンはウイルスの一部を使用しており、さらに高い予防効果が得られるうえ、副反応も軽減されています。また、不活化ワクチンは免疫力が低下している方にも適しているため、より幅広い方に対応可能です。

帯状疱疹ワクチンは、免疫不全の方や妊娠中の方には接種が推奨されていません。また、一度帯状疱疹にかかったことがある人も、体内に免疫があるため、すぐにワクチンを打つ必要はないとされています。しかし、帯状疱疹を発症してから時間が経過し、再発リスクが高まる年齢になった場合には、予防接種が推奨されることもあります。自身の健康状態や過去の病歴については、医師に相談するのが最適です。

帯状疱疹ワクチンの効果は約10年持続するとされていますが、年齢や健康状態により異なるため、定期的な医師のチェックが推奨されます。

大阪府豊中市では、帯状疱疹ワクチンの接種費用に助成はありません。帯状疱疹ワクチンは任意の予防接種であり、全額を自己負担で支払う必要があります。市区町村によっては、帯状疱疹ワクチンの助成金制度を設けている場合があります。詳細はお住まいの自治体にご確認ください。

大人向けのRSウイルスワクチンは、特に高齢者に対する重症化予防を目的としています。発熱や気道感染などの重い症状を予防する効果があります。

コロナワクチンは、各国の厳しい臨床試験を経て安全性が確認されています。ただし、接種後に副反応が出ることがあるため、体調に不安がある場合は医師にご相談ください。