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しびれ外来

手足や体がピリピリしびれる…

手足や体がピリピリしびれる… しびれって、どんな症状?
「手足がピリピリする」「うまく動かせない」といったしびれの症状。実は、これには2つのタイプがあります。

  • 感覚異常:ピリピリ・ジンジンとした不快な感覚
  • 運動麻痺:手足が思うように動かせない

これらの症状は、私たちの体の中で大切な役割を果たしている神経に関係があります。感覚を伝える神経や、手足を動かすための命令を伝える神経に何らかの異常が起きると、しびれとして感じられるのです。

しびれが起こる原因

しびれの原因は実にさまざま。時には以下のような病気が隠れていることもあります

  • 脳血管の病気
  • 糖尿病
  • 神経の障害
  • その他の病気

「たいしたことないだろう」「そのうち治るかも」と様子を見ているうちに、症状が進んでしまうことがあります。気になる症状があれば、早めの受診をお勧めします。
当院では、しびれの原因を丁寧に調べ、適切な治療法をご提案いたします。些細な症状でも、どうぞお気軽にご相談ください。

当院のしびれ外来

当院のしびれ外来「このしびれ、どこに相談したらいいの?」
しびれの症状は様々な原因で起こるため、どの診療科を受診したらよいか迷われることも多いのではないでしょうか。

当院しびれ外来の特徴

私たちのしびれ外来では、まず脳や脊髄に関連した検査・診察を丁寧に行います。その上で

  • 整形外科での治療が必要な場合
  • 内科的な治療が適している場合
  • その他の専門的な治療が必要な場合

状況に応じて最適な診療科と連携し、適切な治療をご提案いたします。

治療の進め方

基本的な治療として
お薬による治療
生活習慣の改善アドバイス
必要に応じたリハビリテーション
を行います。入院や手術が必要な場合には、信頼できる提携病院へスムーズにご紹介いたします。

私たちの役割

当院の最も大切な役割は、患者さまに「早期の適切な治療」をお届けすること。早めの対応が、その後の回復に大きく影響することもあります。しびれの症状でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。安心して日常生活を送れるようサポートいたします。

このような症状は
ございませんか?

  • 手や足の指先がピリピリとしびれる
  • 片側の手足だけがしびれる
  • 同じ姿勢を取っていないのにしびれが持続する
  • 夜間に手や足のしびれで目が覚める
  • しびれに加え、感覚が鈍くなったと感じる
  • 手や足に力が入りにくくなる
  • しびれとともに痛みを感じる
  • しびれが進行して範囲が広がっている
  • しびれが突然起こり、その後も治まらない
  • 両側の足や腕にしびれを感じる

危険なしびれの見分け方

以下の症状を伴うしびれは、重大な病気の可能性があります。早急に医療機関を受診してください。

  • 片側だけの突然のしびれ
  • しびれと激しい頭痛
  • しびれと発熱
  • しびれと筋力低下
  • 胸や背中のしびれ
  • 進行性のしびれ

しびれが起こる原因と病気

脳血管障害
(脳梗塞・脳出血)

脳血管が詰まったり破れたりすると、脳に十分な血流が行き渡らず、手足や顔の一部にしびれが生じます。特に片側のしびれが突然起こる場合は要注意です。

脳腫瘍

脳に腫瘍ができると、神経や脳の機能が圧迫され、しびれや麻痺が生じることがあります。特に片側の手足や顔にしびれが現れる場合は、早急な診察が必要です。

糖尿病
(糖尿病性ニューロパチー)

糖尿病による神経障害は、手足にしびれや感覚異常を引き起こします。慢性的に高血糖が続くと、末梢神経が損傷し、症状が進行する場合があります。

末梢神経障害
(ニューロパチー)

糖尿病以外にもアルコール依存症やビタミン不足、感染症などが原因で末梢神経が障害されることがあります。手足にしびれや痛みが見られます。

頸椎症や椎間板ヘルニア

首や背中の神経が圧迫されると、腕や指にしびれが起こります。重症化すると、筋力低下を伴うこともあります。

手根管症候群

手首で神経が圧迫されることで、手や指にしびれや痛みが生じます。特に親指から中指にかけての症状が特徴です。

多発性硬化症

免疫系が異常を起こし、中枢神経が障害される病気です。体の一部に持続的なしびれを感じることがあります。

末梢動脈疾患

動脈硬化などで血流が不足すると、手足に冷えやしびれが現れることがあります。

坐骨神経痛

腰から足にかけて広がる神経が圧迫されると、お尻や太もも、ふくらはぎにしびれや痛みが生じます。

甲状腺機能低下症

甲状腺の働きが低下すると、代謝が悪化し、手足のしびれを感じることがあります。

しびれの検査

当院では、しびれの原因を特定し、適切な治療につなげるために以下のような検査を行っています。
必要に応じて大きな病院と連携し、CT検査やさらなる専門的な診断を受けられるようサポートします。
気になるしびれがある場合は、ぜひご相談ください。

神経学的診察

専門医が、しびれの部位や程度、反射や筋力の異常を確認します。触覚や痛覚の変化、筋肉の動きなどを丁寧に評価し、しびれの原因となる神経の異常を特定します。

MRI検査

MRIは脳や脊髄、神経の状態を詳細に観察できる検査です。脳卒中や脊髄疾患、椎間板ヘルニアなど、しびれの原因となる病気を早期に発見するのに役立ちます。当院では高精度のMRIを導入しており、安全かつ正確な診断を行います。

MRA検査

MRA(磁気共鳴血管撮影)は、MRIの装置を使用して血管の状態を確認する検査です。脳や頸部の血管に異常がないかを調べ、血流の異常によるしびれを診断します。

頸動脈エコー検査

超音波で頸動脈を観察し、プラークの有無や血流の状態を評価します。脳の血流が悪化することでしびれが起こる場合、この検査が原因特定に役立ちます。

血液検査

糖尿病やビタミン不足、甲状腺疾患など、しびれを引き起こす内科的な病気を調べるために血液検査を行います。これにより全身の健康状態も確認できます。

しびれ外来の流れ

1ご予約

しびれ外来の流れ直接外来いただくかWEBからのご予約をお願いします。

2問診

問診では、どこにどのようなしびれがあるのか、しびれ以外の症状の有無、既往歴・家族歴、服用中の薬などについてお伺いします。
また、医師による神経学的診察を行います。

3検査

問診・診察の結果に応じて、血液検査、MRI・MRA検査、頸動脈エコー検査などを選択・実施します。

4検査結果の説明(即日)

治療方針、治療計画いついてご説明します。患者様にご理解・ご同意いただけましたら、治療へと進みます。

しびれの治療

しびれの治療脳梗塞や脳出血、脳腫瘍など、緊急性の高い疾患・精密検査や入院が必要な疾患の場合には、速やかに提携する病院へとご紹介します。
緊急性のない疾患については、当院での保存的治療(内服・生活習慣指導)を基本とし、必要に応じて病院と連携します。その他、整形外科・内科との連携が必要な場合も、速やかに対応いたします。
病院からの退院後、継続的な保存的治療のために当院に通っていただくということも可能です。

よくある質問

体のしびれは何が不足しているのでしょうか?

しびれの原因が栄養不足による場合、特にビタミンB群(B1、B6、B12)の不足が関連しています。これらのビタミンは神経の正常な働きを保つために重要で、不足すると神経伝達がうまくいかず、しびれを引き起こすことがあります。また、鉄分やマグネシウム不足も原因となることがあります。ただし、しびれの原因は栄養以外にも多岐にわたるため、症状が続く場合は医師に相談してください。

ストレスで手足や全身が痺れることはありますか?

強いストレスを受けると自律神経が乱れ、血流が悪くなることや過呼吸が生じることで、しびれを感じることがあります。特に緊張状態や不安が続くと、慢性的に症状が現れることもあります。一時的なものであれば問題ありませんが、頻繁に起こる場合は医療機関での相談をおすすめします。

しびれは何日続いたら受診した方がいいですか?

しびれが数日間続く、または突然始まった場合や徐々に悪化する場合は、早めに受診することをおすすめします。特に、片側の手足だけのしびれ、言葉が出にくい、歩行が困難になるなどの症状を伴う場合は、脳や神経の異常の可能性があるため、直ちに医療機関を受診してください。

水分不足でもしびれますか?

水分不足が原因でしびれが起こることがあります。脱水状態になると、電解質(特にナトリウムやカリウム)のバランスが崩れ、神経や筋肉の機能が低下するためです。適切な水分補給を心がけ、運動時や暑い日には特に注意が必要です。ただし、水分不足が原因とは限らないため、症状が改善しない場合は受診を検討してください。

全身がピリピリとしびれる場合は何科を受診すべきですか?

全身のピリピリとしたしびれは、原因によって異なる診療科が適切です。初めての症状で原因がわからない場合は、まず神経内科を受診することをおすすめします。糖尿病やビタミン不足が疑われる場合は内科、精神的なストレスが関係している場合は心療内科や精神科が対応することもあります。症状が急激である場合は、早めの受診が重要です。