- めまいがしてふらふらする
- このような症状はございませんか?
- めまい・ふらつきの原因
- めまい・ふらつきが起こる病気について
- 原因不明のめまい・ふらつきは
ストレスから? - 危険なめまい・ふらつきの見分け方
- 当院の「めまい・ふらつき外来」
- 当院のめまい・ふらつきの診断・治療
- すぐに治したいめまい・ふらつきの対処法
- めまい・ふらつきは何科を
受診すればいい?
めまいがしてふらふらする
日常生活の中で、ふとめまいがする・ふらつくということはありませんか?
めまい・ふらつきの原因はさまざまですが、中には脳の病気が原因となっている危険なめまい・ふらつきも存在します。「気のせいだろう」「たまにあるだけだし」といったように受診に至らないことも多い症状ですが、決して甘く見てはいけません。
めまい・ふらつきが気になる方、耳鼻咽喉科など他の診療科を受診したけれど原因が分からない・治らないという方は、一度当院にご相談ください。
このような症状は
ございませんか?

- 景色がグルグルと回転するめまいがある
- フワフワした感じのめまいがある
- クラっと目の前が一瞬、暗くなった(白くなった)
- ふらつきがある、真っすぐ歩けない、転倒した
- 吐き気、めまい、頭痛など他の症状がある
めまい・ふらつきの原因
グルグル目がまわる
「回転性めまい」
いわゆる「目がまわる」タイプのめまいです。景色が回っているように感じることもあれば、自分が回っているように感じることもあります。また、上下や左右が分からなくなるような感覚に襲われることもあります。
主に、内耳の前庭迷路、前庭神経、脳内の前庭神経核・前庭小脳、神経連絡路などが障害されることで起こります。疾患としては、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、脳腫瘍、異常脳幹・小脳出血、脳梗塞、などが疑われます。
フワフワした感覚の
「浮動性めまい」
雲の上を歩くようなフワフワした感じ、頭がボーッとする感じを伴うめまいです。
主に、前頭葉の障害、下肢末梢神経障害などによって起こります。疾患としては、メニエール病、脳梗塞、脳腫瘍、脳出血、くも膜下出血、前庭神経炎などが疑われます。また、睡眠障害、強い不安、抑うつなどが原因となることもあります。
どちらか分からない
「中間型めまい」
回転性めまいであるのか浮動性めまいであるのか判断しかねるタイプ、または両方が現れるタイプです。
回転性めまい・浮動性めまいの両方の病気について疑い、診療する必要があります。
クラッと目の前が暗くなる「眼前暗黒感」
一般的な「めまい」のイメージと離れますが、急に立ち上がった時・頭を動かした時などに、目の前が暗くなり意識が遠のくタイプです(白くなることもあります)。
脳幹部および脳全体の血流の減少によって引き起こされます。疾患としては、起立性調節障害、低血圧症、心疾患、血管迷走神経反射などを疑います。高度の貧血や脱水が原因になることもあります。
吐き気を伴うめまい、
ふらつき
吐き気を伴うめまいやふらつきは、三半規管や前庭神経といった平衡感覚を司る器官に異常が生じた場合に起こることが多いです。代表的な原因には「良性発作性頭位めまい症」や「前庭神経炎」などがあり、これらは耳の内部の異常によって発生します。また、メニエール病も吐き気を伴う激しい回転性めまいが特徴で、内耳のむくみが原因とされています。
頭痛を伴うめまい、ふらつき
頭痛を伴うめまいやふらつきは、脳や血流に関連する異常が原因となることが多いです。例えば、片頭痛により血流が一時的に低下し、めまいやふらつきを引き起こすことがあります。また、脳血管障害(脳梗塞や脳出血)や一過性脳虚血発作も原因の一つで、特に片側の手足の麻痺やしびれがある場合は早急な対応が必要です。長引く場合や症状が悪化する場合は、速やかに脳神経外科の受診をおすすめします。
めまい・ふらつきが起こる
病気について
脳の病気
脳は体のバランスや動きを調整する重要な役割を持っています。脳に異常がある場合も、めまいやふらつきが生じることがあります。
脳梗塞・脳出血
脳の血管が詰まったり破れたりすることで、血液がうまく循環せず、めまいやふらつきが生じることがあります。特に、小脳や脳幹というバランスに関わる部分に障害が起きると、急激なめまいや歩行困難が現れることがあります。片側の手足のしびれや言葉が出にくいなどの症状を伴う場合は緊急性が高いため、すぐに医療機関を受診する必要があります。
小脳や脳幹の疾患
小脳は体の動きやバランスを調整する役割を持つ部分です。この部分に腫瘍や炎症、変性疾患が起こると、ふらつきやめまいが現れることがあります。脳幹は呼吸や心拍をコントロールする重要な部位でもあるため、異常が発生すると重篤な症状につながることがあります。めまいに加えて、吐き気やふらつき、意識の変化が見られる場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
内耳の病気
内耳は体のバランスを保つ役割を担っており、ここに異常が生じるとめまいやふらつきが起こりやすくなります。以下の病気が代表的です
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
特定の頭の動きをしたときに回転するようなめまいが突然起こる病気です。たとえば、寝返りを打ったり、頭を急に動かした際に症状が現れることが多いです。内耳にある「耳石」が正常な位置からずれ、バランス感覚を乱すことで起こります。この病気は命にかかわるものではありませんが、症状が強い場合は生活の質に大きな影響を与えることがあります。
メニエール病
繰り返し起こる強い回転性のめまいに加え、耳鳴りや耳が詰まった感じ、難聴を伴うのが特徴です。内耳のリンパ液が異常に増えることで起こるとされ、ストレスや疲労が誘因となる場合もあります。症状が進行すると、聴力が低下するリスクがあるため、早めの治療が重要です。
前庭神経炎
主にウイルス感染が原因とされ、突然激しい回転性のめまいが起こる病気です。吐き気や嘔吐を伴うことが多く、日常生活が困難になる場合もあります。ただし、聴力には影響がないことが特徴です。発症後しばらくすると自然に回復することもありますが、適切な治療を行うことで症状を早く改善することができます。
全身の病気
脳や耳に直接異常がない場合でも、全身の健康状態がめまいやふらつきに影響を与えることがあります。
貧血
血液中のヘモグロビンが不足し、脳や体に十分な酸素が届かなくなることで、立ちくらみやめまいが起こることがあります。特に女性や高齢者に多く見られる症状で、疲れやすさや息切れを伴う場合があります。適切な食事療法や鉄剤による治療で改善が期待できます。
低血圧や起立性調節障害
血圧が低いために脳への血流が不足し、立ち上がったときにふらつきや立ちくらみが起こることがあります。特に若年層や高齢者に多く見られますが、体調管理や生活習慣の見直しで症状が軽減する場合があります。
心臓の病気
心臓が十分に血液を送り出せない場合、脳への血流が低下してめまいやふらつきが生じることがあります。不整脈や心不全などが原因となる場合があり、これらの症状が見られた場合は精密検査が必要です。
その他の原因
薬の副作用
一部の薬は副作用としてめまいやふらつきを引き起こすことがあります。血圧の薬や抗うつ薬、抗不安薬などは、服用中にふらつきや眠気が現れることがあり、特に服用を開始した直後や薬の量を増やした際に症状が出やすいです。こうした場合は医師に相談し、薬の調整を検討することが望ましいでしょう。
加齢に伴う平衡感覚の低下
高齢になると、筋力やバランス感覚が低下しやすく、ふらつきが生じることがあります。
原因不明のめまい・ふらつきは
ストレスから?
めまいやふらつきが長期間続くものの、検査で異常が見つからない場合、原因が分からないことに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。こうした「原因不明のめまい・ふらつき」は、現代社会において増加傾向にあり、その背景にはストレスや自律神経の乱れが深く関係していると考えられます。ストレスが過剰にかかると、心と体のバランスを保つ役割を担う自律神経が影響を受け、内耳や脳への血流が不足し、突然のふらつきや浮遊感、頭が重い感覚などの症状を引き起こすことがあります。また、自律神経の乱れは、不規則な生活習慣や睡眠不足、過労などが原因で起こり、朝起きたときや体を動かした際にふらつきや軽いめまいを感じることが特徴です。これらの症状は明確な病気が特定されないことが多いため、適切な診療とケアが必要です。
危険なめまい・ふらつきの
見分け方
脳の病気が影響するような危険なケースでは、めまい・ふらつきとともに、以下のような症状が見られます。
すぐに医療機関を受診してください。
- 片側の手足にしびれが出た
- 物が二重に見える
- 呂律が回らない
- ふんばろうとしても立てない
- 物に掴まっても歩けない
当院の「めまい・ふらつき外来」
見落とされがちな「めまい」「ふらつき」の症状を専門的に診療し、正確な診断・適切な治療へとつなげるため、もといえ脳神経クリニックでは「めまい・ふらつき外来」を開設しております。
必要に応じて、AIを搭載した高性能のMRIによる検査などを行い、お一人おひとりの病態・ライフスタイルに合ったオーダーメイド治療を提案いたします。
またより高度な検査・治療が必要になった場合には、提携する病院と連携をいたします。
病院退院後のリハビリなどにも対応しておりますので、どうぞ安心して、お気軽にご相談ください。
当院のめまい・ふらつきの
診断・治療
当院では、患者さま一人ひとりの症状や状態に合わせた医療を提供し、めまいやふらつきの原因を徹底的に追求します。迅速かつ的確な診断と治療、さらに予防まで一貫してサポートいたします。
AI技術で原因を徹底追及
当院では、AI技術を活用した、より正確で安全性の高いMRIを活用し、脳や神経、脊髄、血管の異常がないか調べます。
安心の精度
ECHELON Smart Plusを用いたAI解析で、従来よりも詳細な脳波解析が可能。
めまいやふらつきの原因となる脳の異常を早期発見し、より正確な診断と治療へつなげます。
即日結果説明
AIと専門医の目で、より正確で、より迅速な診断が可能になりました。
検査結果は当日中に結果をご説明し、治療計画についてご案内いたします。
個別に合わせた最善の治療法
めまいやふらつきの原因や症状の程度は患者さまごとに異なります。
当院では検査結果に基づき、患者さま一人ひとりに適したオーダーメイドの治療プランをご提案します。
内服治療
症状の軽減や根本的な治療に有効な薬を、患者様の状態に応じて選択します。
物理療法・リハビリ
バランス感覚や筋力改善のための専門的なリハビリプログラムを提供します。
迅速な搬送対応
必要時は救急車で提携病院へ搬送する体制を整えています。
病気の予防と再発防止への
取り組み
当院では、めまいやふらつきの治療を行うだけでなく、病気の予防と再発防止に重点を置いた診療を行っています。症状の原因を的確に特定し、患者様お一人おひとりに合った治療計画を提案するとともに、再発リスクを最小限に抑えるための取り組みを徹底しています。
生活習慣の見直し
食事や睡眠、ストレス管理など、日常生活で改善可能な要因についてアドバイスを行い、健康的なライフスタイルの実現をサポートします。
リハビリテーションや運動療法の
指導
めまいやふらつきを軽減し、再発を防ぐためのバランス訓練や適切な運動を専門スタッフが丁寧に指導します。
継続的なフォローアップ
症状が改善しても、定期的なフォローアップを通じて再発の兆候を早期に発見し、迅速な対応を行います。
すぐに治したいめまい・ふらつきの対処法
以下のような対処法によって、めまい・ふらつきを抑える、転倒など二次的な事故転倒などを回避することが可能です。
これらの対処をしてもめまい・ふらつきが治まらない、ひどくなるといった場合には、すぐに医療機関を受診してください。
横になり安静にする
ソファ、ベッド、また距離が遠い場合は床でも構いませんので、横になりましょう。外出時にめまい・ふらつきが発生した場合には、車道等から離れ、しゃがむ・座る・横になるなどして安全を確保してください。
またその後、すぐに起き上がらず、安静にしてください。
音・光などの刺激を
和らげる、遮断する
横になったら、目を閉じて安静にしてください。
また、まわりの人の手を借りるなどして、部屋を暗くしたり、不快な音を和らげる・遮断するようにしてください。刺激を少なくすることが大切です。
水を飲む
脱水症状が原因となっていることもあるため、適量の水分を摂りましょう。
上記のような対処によって症状が落ち着いた場合も、念のため当院を受診されることをおすすめします。
めまい・ふらつきは
何科を受診すればいい?
めまいやふらつきは耳や内耳の異常が原因の場合もあれば、脳や神経の問題が隠れている場合もあります。そのため、症状が続く場合や原因がはっきりしない場合は、耳鼻科だけでなく神経内科の受診も検討することが大切です。当院では、脳や神経の専門的な診療を通じて、めまいやふらつきの原因を丁寧に調べ、適切な治療を行っています。症状にお悩みの方は、大阪府豊中市のもといえ脳神経クリニックまでぜひ一度ご相談ください。あなたに合った最適な診療をご提供いたします。